【こゝろ】

ご機嫌やう諸君。毬子だよ。

あまり自分のことばかり記し残すのは如何なものかと思ツたけれど日誌といふのは本来さういふものかも知れないと思ひ直したところだ。
色々考へることがあツたンだ。
世間様にて「カワイイ」とされるものを取り入れるよりも、少しばかり不気味で浮世を感じさせない物、禁忌とするもの、なつかしいもの、秘めごとにしておきたい事なンかを体現する方が、僕の性に合ツてゐて、さういふものを世に出す方が、皆んなが喜んで呉れるナ、て、近頃常々思ふよ。

他に、近頃氣づいた事といへば、

僕には諸君らに傳へたい、こうと決めた明確なメツセエヂは無いンだといふことです。

好きな事を、好きなやうに、すてきに、包み隠さず、自分の納得のゆくやうにしてゆきたいだけなンだ。
其れを観て、ドンナ事を感じて貰ひたいかは、此方が指定する事ぢやないンだ。

救ひや目標、生活の一部なンかに成れるのなら其れほど嬉しいことは無いけれど。
文章が上手ぢやなくツて御免ネ。
後悔の無いやうに生きるなンて不可能に近いだらうから、厭なことがあツてもうまいこと、あれは夢だツた、と思ふ無責任なこゝろを少しだけ飼ツておくと、少しだけかも知れないけれど楽になると僕は思ふよ。
思ひ込みツてほんたうに大事だし怖いものです。

毬子

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紅日毬子

紅日毬子 について

【紅日毬子--あかひまりこ】 舞台を中心に呼吸をする俳優 得意分野はひとり朗讀劇 虚飾集団廻天百眼 所属 艶かしき無邪氣 踊る座敷童

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