【ひとり深夜】 By 紅日毬子 | 2020年8月13日 - 04:36 |2020年8月13日 【日誌】 ちかごろ、深夜の散歩に出る事が多い。 人間も滅多にゐなければ、憎らしい燦々太陽も隠れてゐる。 けふは蜜柑色の猫と、瀕死の蝶々とに出逢ツた。 現在頂いてゐる役、蝶々を幻視せねば/させねばならないので、目の前に息も絶へ絶への蝶が偶然舞ひ降りたのは天啓かも知れないと夢想してしまふくらひには、僕もゆめみがちだ。 空が白みはぢめた。時間切れ。 蜜柑色の猫。此のあとすぐに消へた。 みちの真中にふらふらと落ちてきた。 毬子 共有:クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます) ブックマーク へのパーマリンク.